父親のうつ病は遺伝する?発病との関係と予防のために必要な事


父親がうつ病の場合、子供もうつ病になる可能性が高いのか、悩んでいる人もいるかと思います。

うつ病が遺伝するかどうかに関しては、未だにはっきりとしたことは分かっていませんが、様々な研究や調査から遺伝との関係を推測することはできます。

父親がうつ病の場合に、子供がうつ病になる可能性はどのくらいあるのか、うつ病になるリスクを下げるにはどんな事をする必要があるのかについて調べました。

スポンサーリンク
mentalhelth-infoレクタングル大

父親がうつ病の場合、子供に遺伝する可能性は?

うつ病患者が血縁にいる場合にはその家族もうつ病を発症しやすく、また一卵性双生児では、片方が発病するともう片方も発病する確率が高いことが分かっています。

両親のどちらがうつ病でも子供が発症する確率に変わりはなく、父親がうつ病だからといって、特別に子供に遺伝しやすいということはありません。

こういった事から、うつ病の発症には遺伝も関係していると推測されていますが、はっきりとうつ病に関与しているといえる遺伝子は、今のところ見つかっていません。

うつ病そのものが遺伝するより、うつ病になりやすい性格や体質が遺伝し、発病のリスクを高くしているとも考えられます。

例えば、うつ病の原因の一つとして、セロトニンなどの脳内の神経伝達物質がうまく機能しないことがあげられます。

脳内の神経伝達機能のような、体質的なものは遺伝の影響を受ける可能性があり、子供がうつ病になりやすい体質を受け継ぐ可能性があります。

また、セロトニンの働きに関与するセロトニントランスポーターの遺伝子も、うつ病の遺伝に関係があるのではないかといわれています。

セロトニントランスポーターの遺伝子にはS型とL型の2つの型があり、父親と母親の両方から遺伝子を受け継ぐことが分かっています。

S型の遺伝子を持つ人は性格が神経質であったり、ショックな出来事などがきっかけで、うつ病になりやすい傾向があるようです。

父親がうつ病の場合、うつ病のリスクを下げるためにできることは?

上記のような遺伝的な要素は、あくまでうつ病の原因のひとつでしかなく、父親や母親がうつ病だからといって、必ずしも子供が発病するとは限りません。

とはいえ、統計的にうつ病になるリスクが高いのは確かですので、うつ病の知識を身に着け、予防のための対策をすることが大切です。

性格などは急に変えられないかもしれませんが、次のような事を心掛けるだけでも、うつ病発症のリスクを下げることができます。

定期的に運動をする

有酸素運動を定期的に行うことで、セロトニンなどの神経伝達物質の働きを良くすることができます。

体を動かすことでストレスの発散もでき、不眠の防止や食欲増進にもつながります。

うつ病の予防には、1回につき20~40分程度の有酸素運動を週3回以上続けるのが良いとされています。

ストレスを溜めない

まじめで周囲に気を使う性格の人は、ストレスが溜まりやすくなります。

一人で抱え込まず、時には人に助けを求めるなど、考え方を変える努力も必要です。

また、運動や趣味など、自分なりのストレス発散法を見つけることも大切です。

休養を心掛ける

うつ病は心の問題ととらえがちですが、慢性的な肉体疲労もうつ病の原因になります。

休日にはしっかりと休養をとり、疲れをため込まないように心がけます。

父親のうつ病は遺伝する?発病との関係と予防策まとめ

父親のうつ病は子供に遺伝する?

・血縁にうつ病患者がいる場合には、その家族の発病率も高くなる傾向があり、子供に遺伝する可能性は両親のどちらがうつ病でも変わらない。

・うつ病の遺伝子は見つかっていないが、うつ病になりやすい性格や体質の遺伝も含めて、うつ病の遺伝のリスクはあると考えられる。

・遺伝はうつ病の原因のひとつでしかなく、父親がうつ病だからといって、子供が必ずうつ病になるわけではない。

うつ病の遺伝が考えられる場合、するべき対策は?

・セロトニンの働きを良くするために、定期的に運動をする。

・ストレスを溜めない。

・休養を心掛けて、疲労を溜めないようにする。

スポンサーリンク
mentalhelth-infoレクタングル大
mentalhelth-infoレクタングル大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする