80代でもうつ病になるの?症状の特徴と治療の可能性


80代以上の高齢者でも、家族の死などをきっかけに、うつ病を発症することがあります。

高齢者のうつ病は、若いうつ病患者とは症状に違いがあったり、認知症などの他の病気と区別がつきにくいために、見過ごされがちです。

うつ病の兆候を見逃して症状を悪化させないために、80代以上のうつ病の特徴と認知症との見分け方、治療の方法や治る可能性についてまとめました。

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80代のうつ病、きっかけと特徴的な症状とは

80代のうつ病は、次にあげるような、家族や社会に対しての喪失感がきっかけになることが多いといわれています。

・家族や親しい人の死などから受ける喪失感

・病気や体の衰えを感じることによる、健康や若さへの喪失感

・地域活動から遠ざかるなどの、社会に必要とされなくなったと感じる喪失感

高齢者にとって、配偶者や親しい同年代の死は特に喪失感が大きく、本人が孤独感を感じないようにするには周囲の支えが必要です。

また、80代のうつ病は若い世代と症状が異なり、気分の落ち込みよりも、めまいや腰痛といった身体症状が多いのが特徴です。

次のような症状がみられ、整形外科や内科などで治療しても効果がみられないような時には、うつ病の可能性があります。

・めまい

・腰痛

・ひどい便秘や排尿困難

・手足、足の裏などの痛みや違和感

・口の中の違和感(入れ歯が合わないと感じるなど)

・不眠

・食欲不振

・物忘れ

80代のうつ病では、抑うつの症状はあまり見られないのが特徴ですが、漠然とした不安感や焦燥感を訴えることがあります。

他にも物忘れが多くなったり、将棋や庭いじりといった趣味をしなくなる、時代劇や相撲など、それまで好きだったTV番組に興味を示さなくなるのは要注意です。

認知症との見分け方と治療の可能性

上記のような症状は、認知症や加齢による衰えでも現れることがあり、うつ病と見分けるのは難しいといえます。

特に見分けにくい、うつ病と認知症の見分け方のヒントとしては、次のようなものがあげられます。

・めまい・便秘・手足の痛みなど、80代のうつ病特有の症状が複数ある。

・身だしなみなどの日常的な習慣が、変わらずにできるのはうつ病、出来なくなっていくのは認知症。

・自分の物忘れについて、悩んだり苦しんでいるのはうつ病、あまり悩まずに他人のせいにしたりするのは認知症。

・一日のうちで、比較的夜に調子が良いのはうつ病、夜に調子が悪くなるのは認知症。

以上のような特徴が必ず全部当てはまるとは限りませんが、普段の本人の性格や身体症状などを総合的に判断し、心配な場合は精神科や心療内科を受診しましょう。

80代以上でも、投薬や行動療法などで、うつ病を治療することができます。

最近では、高齢者も服用できる副作用の少ないうつ病の薬も開発されていますので、治療することで本人の悩みを取り除き、再び活力ある生活に戻ることは十分可能です。

うつ病の薬との飲み合わせもありますので、受診の際は、持病やいつも飲んでいる薬について説明できる人が付き添うようにします。

80代のうつ病、その特徴と他の病気との見分け方まとめ

80代のうつ病、症状の特徴は

・めまい・腰痛・便秘・排尿困難・手足の痛み・口の中の違和感・不眠・食欲不振・物忘れなど

・気分の落ち込みよりも、漠然とした不安感や焦燥感がある。

・趣味や好きなものに興味を示さなくなる。

認知症との違いは

・歯磨きなどの日常的な習慣は変わらずにできる。

・自分の物忘れについて、悩んでいる。

・夜は比較的調子が良い。

治療はできる?

・高齢者も安心して飲める、副作用の少ない薬があり、治療できる。

・精神科や心療内科を受診し、日常に飲んでいる薬や持病を説明できる人が付き添う。

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