過食症の原因や治療法とは?


過食症は、一気のものを食べた後に、嘔吐などにより食べたものを排出する摂食障害の一つです。

異常に多量の食事をとり、もうこんなことはやめたいと思いながら止めることができません。

拒食症の後に過食症に移行することが多いため、この二つは同一疾患の違うステージと見る意見もあります。

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過食症の原因

過食症は自己評価が低く、自分に対して自信のない人がなりやすいと言われており、過食症になる原因は社会文化的な要因と、対人関係などの心理的な要因が関係していると考えられています。

社会的要因として、「痩せているスタイル」を賞賛する風潮や、ファッション業界において必要以上に痩せているモデルがもてはやされることなど、「痩せ=美」という偏った認識が浸透していることが挙げられます。

また、心理的要因としては親子関係に問題がある場合が多く、特に2歳から5歳の人格が形成される時期に十分な安心感や愛情を受けたという実感がない場合に、過食症を起こしやすいといわれてます。

過食症の治療方法

やめたくてもやめられない異常な量の食べ物を食べてしまう過食症の対処法は、食欲をコントロールして食べないようにすればいいと考えがちですが、それほど簡単なものではありません。

やめたいと思ってもやめられないその行動の背景には、人から自分がどう見られるかという自尊心が関わっており、過食症は行動の異常ではなく、自己意識の問題です。

一時的に過食の症状が治まったとしてもその背景にある心の問題が解決されない限りまた過食症になる可能性があり、治療には時間を要することもあります。

治療法として認知行動療法や対人関係療法などに加えて、向精神薬が使われることもありますが、薬物での治療は補助的で一時的なものにしかなりません。

根本的な解決には、自尊心を回復させるための精神療法により心が安定し、信頼できる人間関係が再構築されることが必要であり、そうなって初めて解決への道筋ができます。

まとめ

過食症はやめたくても食べることをやめられない摂食障害です。

その原因は痩せていることを美しいとする価値観の広がりや、幼少期の親子関係が深く関わっていることがわかっています。

食欲そのものを抑えようと食べるのを無理にやめさせようとしたり、本人がやめたいと強く思っても、回復にはつながりません。

時間はかかりますが、行動認知療法や対人関係療法などを行うことで、家族関係の見直しや自己意識を変えて自尊心を回復させ、気持ちが安定することで過食症の症状が改善してきます。

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