過食症による嘔吐!その後遺症とは


過食症は食べることをやめられない摂食障害の一つです。

過食症の人の多くは、食べた後に自ら嘔吐して食べたものを吐き出します。

このようなことを繰り返すと、体に深刻な影響を与え、後遺症が残ることがあります。

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過食症における嘔吐とは

過食症では、食べ終わった後に自ら嘔吐する人が多く、過食嘔吐と呼ばれることもあります。

これは、食べることをセーブできないために、普通では考えられない量のものを食べた後に、激しい自責の念にかられ、嘔吐することで食べてしまったという行為を打ち消そうとするためです。

嘔吐を伴う過食症の後遺症

嘔吐を伴う過食症の後遺症には次のようなものがあります。

酸蝕歯(さんしょくし)

嘔吐物には胃液が混じっていますので、酸性が強くなります。

過食後に嘔吐を繰り返すと、歯の表面のエナメル質が酸によって溶け、その下の象牙質がむき出しになって歯が黄ばんできたり、歯がもろくなることで虫歯になりやすくなります。

もっとひどい場合には歯が欠けたようになってしまいます。

逆流性食道炎

通常食道と胃の境には胃液の逆流を防ぐため、括約筋がしまった状態になっていますが、過食嘔吐を繰り返していると、その境目が緩み、胃酸が逆流しやすくなります。

それにより食道が酸にさらされ、炎症を起こした状態になります。

低ナトリウム・低カリウム血症

胃液には体に必要な多くのミネラルが含まれています。

嘔吐によりこれらが失われることで、ミネラルバランスが崩れ、様々な体の不調が現れます。

ミネラルの代表としてナトリウムやカリウムがあり、血液中のナトリウムやカリウムの濃度が低いことを低ナトリウム血症・低カリウム血症といいます。

低ナトリウム血症では、倦怠感や筋肉のけいれん、むくみなどの症状が現れ、低カリウム血症では脱力感や筋力低下、不安やイライラ、便秘などの消化器症状が現れます。

また、栄養状態が悪くなり貧血や肌荒れ、脱毛などに悩まされることもあり、抑うつ状態が続いて、うつ病などを起こすこともあります。

まとめ

過食症は食べた後に自ら嘔吐することが多く、このような症状は、過食嘔吐と呼ばれます。

過食嘔吐を繰り返すことにより、酸蝕歯や逆流性食道炎になりやすく、嘔吐により多量の胃液が失われることで低ナトリウム血症や低カリウム血症などの後遺症を引き起こしやすくなります。

過食症はなかなか治りにくい心の病気であり、その経過が長期にわたることが少なくありません。

後遺症を残さないためにも早めに専門家に相談することが必要です。

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