社会不安障害は10代で発症が多い。単なる性格との違いとは


社会不安障害は、10代で発症することが多い病気ですが、単なる引っ込み思案といった性格的なものと誤解されがちです。

しかし、社会不安障害は病気であり、治療を受けずにいると重症化して不登校の原因になったり、大人になっても社会に上手く順応できずに悩むことになります。

そういった人間関係の悩みがうつ病などの他の病気の原因になることもあるので、早めに病気と気づいて治療を受けることが大切です。

社会不安障害が10代で多く発症する理由と、単なる性格的なものとの違いについてまとめました。

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社会不安障害が10代で発症する主な理由

誰もが自意識過剰で傷つきやすい

中学生・高校生といった10代の時期は、子ども時代の家族中心の人間関係から友人第一の人間関係に変わり、社会とのかかわりが出来てくる時期です。

恋愛感情も芽生え、自分の容姿にコンプレックスを持ったり、周囲の人の自分への評価が気になる年頃でもあります。

誰もが自意識過剰気味になる年頃であり、友人関係で傷ついたり悩んだりといった事は大人への通過儀礼と言え、たいていは成長とともに乗り越えていけるものです。

しかし、本人の性格やちょっとした事がきっかけで、この不安定な時期に社会不安障害を発症してしまうことがあり、その場合は治療が必要になります。

なりやすい性格やきっけかけになる出来事

10代に限らず、完璧主義で自分の失敗が許せない、自尊心が高く傷つきやすい、他人の評価を気にしすぎるといった性格の人は、社会不安障害になりやすいといえます。

また、この年頃は大人と違って視野が狭く、生きている世間も狭いため、小さな失敗も大事にとらえがちです。

発表の時に緊張して赤面してしまった、上手く話せずに笑われてしまったというような、ちょっとした経験が、発症のきっかけになることもあります。

社会不安障害と性格、病気か病気でないかの違いとは

10代で社会不安障害を発症しても、「自分の気が小さいせいだ」などと性格的なものととらえて、本人も周囲も病気だと気づかない事があります。

そのため、一人で悩んで苦しんでいたり、社会とのかかわりを避けてひきこもるようになったりと、悪化させてしまう例も少なくありません。

では、治療が必要な社会不安障害と、単なる引っ込み思案などの性格的なものとの違いは、どこにあるのでしょうか。

一般的には、次のような症状がある場合には、社会不安障害を発症していると考えます。

・予期不安や恐怖感

人前で話す、電話をかけるといった人とかかわる行為に対し、心配や緊張以上の「恐怖」の感情を抱きます。

動悸・震え・発汗といった症状が苦痛に感じられ、「人に変に思われるのではないか」と心配し、より緊張する結果になります。

また、予期不安と言って、「同じ状況になったらまた症状が出るのでは」と考えただけで不安や恐怖を感じ、動悸などの症状が出てしまうこともあります。

・症状を起こす状況を避けるようになる

症状を苦痛に感じるあまり、症状を起こす状況を避けるようになります。

例えば、クラスでの発表や発言を全くしなくなる、人と電話で話すのを避けるなどです。

ひどくなると学校に行けなくなることもあり、ひきこもりの原因のひとつにもなっています。

まとめ

社会不安障害は10代での発症が多い病気ですが、見過ごされて重症化してしまいがちです。

重症化して人とのかかわりを避けるようになると、不登校やひきこもりになったり、就職してからの人間関係がうまくいかなくなったりします。

人間関係のトラブルやストレスからうつ病を発症する事もあり、早期に治療することが大切です。

社会不安障害が10代で発症しやすい原因は

・成長の一過程で、自意識過剰で傷つきやすい時期なため。

・完璧主義・自尊心が高い・他人の評価を気にするなどの元々の性格も関係している。

・未熟なため、ちょっとした失敗も重く受け止めがち。

性格的なものと社会不安障害とを見分けるには

・動悸や震えなどの症状を苦痛に感じ、症状が出る状況に対して恐怖感をもつ。

・予期不安がある。

・不登校など、症状を起こす状況を避けるようになる。

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