子供の心身症の原因とは


心理的な問題が深く関わり、何らかの症状が体に現れる心身症は、あらゆる年齢で見られますが、特に子供に多く起こります。

子供の心身症の特徴や原因についてご説明します。

■心身症とは

心身症は、何らかの身体的な症状の発生や増悪が、緊張やストレスなどの心理的な理由に関係しておこるものを言います。

神経症やうつ病などが原因で身体症状が現れる場合は、これには当たらず、心身症はあくまで身体疾患であり、これに心因が深く関係しているものということができます。

心身症としての要素が強い疾患は、過敏性腸症候群や過敏性膀胱、
神経性胃炎、狭心症、不整脈、関節リウマチ気などです。

ただしこれらの疾患の全てが心身症を伴うわけではありません。

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子供に多い心身症の症状

子供の心身症は、大人のそれとは少し違い、発達段階ごとに現れやすい症状や疾患があります。

【乳児期】

・嘔吐、腹痛、下痢、便秘などの消化器症状や心因性発熱、アトピー性皮膚炎

【幼児期】

・乳児期の症状に加え、周期性嘔吐や気管支喘息

【学童期】

・幼児期の終わりか頃からチックが出現

【思春期】

・起立性調節障害、過敏性腸症候群、摂食障害、過換気症候群

心身症は、身体的治療と同時に心のケアをしていく必要がありますが、子供の心身症の場合は特に、子ども自身がストレスを自覚していないこともあり、結果的に心理面へのケアが十分なされないことがあります。

子供の心身症の原因

心身症が子供に多い原因として、子供は大人よりも、心と身体相互の関係が強いことが考えられます。

精神的にも未発達で、ストレスへの対応が大人ほどスムーズにいかず、その影響が身体の症状として出やすいと言えるかもしれません。

環境の変化などがあっても、子供はストレスを自覚できなないことが多く、一見問題のないように見えて、実は知らず知らずにストレスが鬱積しており、それが身体症状として表出していると考えることができます。

また、心身症の原因を、その子どもの心の弱さに結びつけて考える傾向がありますが、そうではなく、心身症になる子供は他の子供の比べ、感受性が強く環境の変化や刺激に敏感であると言えます

さらに、子供の心身症は、自我の発達段階において、親子のスキンシップの不足や過干渉など、何らかの親子関係の問題が原因であることがしばしば指摘されています。

子供の心身症へは、心理的な面と身体的な面両方からのアプローチが必要ですが、その症状は心身の発達とともに改善する場合と、心理的なストレスが解決しても症状が残り、慢性化する場合があります。

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