小児の心身症の原因とは?


心身症という言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、正しく理解している人はあまり多くはないようです。

心身症とは病気の名前ではなく、体の状態を表す概念です。

特に小児の場合には大人とは異なる特徴や原因が見られますのでご説明します。

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心身症とは

心身症とは何らかの身体的な疾患に、精神的な問題の関与が大きい状態を表す言葉です。

はっきりとした身体疾患があることが条件であり、症状の発生や憎悪に心因が深く関わります。

うつ病や他の精神疾患でも身体症状がみられますが、このような精神疾患による身体症状は心因症の状態とは言えず、あくまでも基本は「身体の病気」ということになります。

心因症の状態が認められる場合は、身体的な治療と共に、精神的なケアが必要になります。

小児の心身症の特徴

大人の心身症は胃潰瘍や過敏性腸症候群、狭心症や高血圧など多様な疾患に関与します。

これに対し、小児の心身症は、繰り返す下痢や嘔吐などの消化器疾患や発熱、思春期になるとチックや起立性調節障害が増え、アトピー性皮膚炎や気管支喘息が目立ちます。

特にアトピー性皮膚炎や喘息に関しては、アレルギー性疾患であり、心身症と捉えられないこともありますが、小児期のアレルギー疾患は心因的な原因が大きい側面があり、心身症として捉えた方が改善の近道であるケースが多く見られます。

小児の心身症の原因

大人の心身症は、アレキシサイミアという性格の傾向が原因であることが多く、自分の感情をうまく認識できないために、身体の症状として現れると考えられています。

小児の場合は、精神的にも未熟であり、心身症の原因も発達段階によって変化します。

乳児期は母親との関係が密接であり、母親の精神状態が子供に大きな影響を与えます。

幼児期では弟や妹の誕生や通園などによる環境の変化、両親の育児態度が原因となっておこることが多く、学童期は友人関係や親子関係、学業や教師との関係が影響します。

思春期になると心身ともに変化が大きく、環境の変化や人間関係のストレスから心身症を発症することが多くなります。

小児で心身症にかかりやすい人は、他の人よりも感受性が強く、様々な変化や刺激に対して敏感に反応してしまうと言えます。

心身症で体に何らかの症状が出ている場合には子供からのサインと考え、育児態度や環境を見直すきっかけとして捉えましょう。

また、1日三度の食事や早寝早起きなどは規則正しい生活の基本です。

生活のパターンが乱れると、心身症を起こしやすくなりますので注意が必要です。

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