登校拒否の定義とは?


「登校拒否」と似たような意味合いで使われる言葉に「不登校」という言葉があります。

そもそも登校拒否の定義はなんでしょうか。

不登校とどう違うのでしょうか。

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登校拒否の定義

文部科学省によると、登校拒否とは「学校ぎらい」で50日以上欠席した児童生徒のことで、学校ぎらいとは心理的な理由などから登校をきらうことを指します。

しかし、文部科学省により登校拒否という言葉が使われたのは平成9年までで、平成10年以降は不登校という言葉が使われ、定義も次のように変わりました。

「なんらかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により、登校しない、あるいはしたくともできない状況であるため、年間30日以上欠席したもののうち、病気や経済的な理由によるものを除いたもの」

言葉の変遷の背景

登校拒否も不登校も学校へ登校していない状態のことを指しますが、
なぜ「登校拒否」から「不登校」に表現が変化したのでしょうか。

登校拒否という言葉が表すのは学校ぎらいによる欠席です。

しかし、現実には学校が嫌いで学校へ行くことを拒否しているのではなく、様々な理由により、行きたくてもいけないという現状があることを踏まえ、より幅広い意味で使える「不登校」という言葉が浸透しました。

登校拒否の概念の由来は、英米の研究家により、長期欠席する児童の研究を通して学校に行きたくても行けない神経症的反応の子供達が発見されたことにあります。

そういう意味では学校ぎらいという言葉だけでは片付けられない側面がありますが、不登校といった場合にはそれに加え、社会的要因や学校へ行く意味が見出せないものなど、多種多様な理由が存在します。

曖昧な登校拒否の定義

一般的に、「登校拒否」は学校へ行きたがらない、もしくは学校へ行かなければいけないと思いながらも、学校へ行くことができない状況をいいます。

学校に登校しないからといって、全てが学校へ行くことを拒否しているわけではない、という配慮から「不登校」という言葉が使われるようになりました。

「登校拒否」と「不登校」は、明確な意味の違いがある訳ではなく、学校に登校していない状態をどう解釈するかという問題と、呼び名自体の変遷もあり、混合して使われることも少なくありません。

また、登校拒否という言葉の使用を否定するわけでもなく、不登校と登校拒否、どちらを使っても構いません。

このようなことから、登校拒否の定義は曖昧だとも言えますが、「不登校」の中に「登校拒否」が含まれるという解釈をする人が多いようです。

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