強迫性障害と遺伝、親が強迫性障害の場合に気をつける事


強迫性障害は、強迫観念や強迫行動といった症状に悩まされ、重症化すると日常生活にも支障がでる病気です。

その原因は、今のところはっきりとは分かっていませんが、遺伝もいくらか関係しているのではないかといわれています。

強迫性障害の人が身内にいる場合に、家族も発病する可能性はどのくらいあるのか、どんなことに気を付ける必要があるのかについてまとめました。

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強迫性障害と遺伝の可能性と子供への遺伝について

遺伝子の研究では、はっきりとこれが強迫性障害に関係していると言えるような遺伝子は見つかっていません。

しかし、強迫性障害の人が一親等(親子や兄弟)にいる場合に、その家族が強迫性障害を発症する確率は、症状の軽いものまで含めると一般的な確率より高くなっています。

また、双子の場合には、兄弟の二人とも強迫性障害にかかる例は、一卵性の双子の方が二卵性の双子より多いことが分かっています。

こういったことから、強迫性障害の発症には、遺伝も関与しているのではないかと考えられます。

不安障害やチック障害との関連性

強迫障害の患者の親族は、パニック障害などの不安障害やチック障害を発症する確率も高い傾向にあります。

また、チック障害やトウレット症候群(重症、慢性化したチック障害)を親族に持つ人は、強迫性障害を発症する確率が他よりも高くなることが分かっています。

特に18歳未満の発症ではこの傾向が強く、強迫性障害とチック障害との間には遺伝的な相互関係があると推測されています。

強迫性障害になる確率が高い時、気を付けるべきことは?

親族に強迫性障害やチック障害・トウレット障害の人がいる場合、そうでない場合よりも発症の確率は高いといえます。

しかし、遺伝があるからといって、必ず強迫性障害を発症するわけではないので、遺伝はあくまで原因のひとつと考えましょう。

発症にはストレスや環境の変化も大きく関係していて、そういった他の原因を作らないように気を付けることでも予防はできます。

遺伝以外の原因とその予防策は次のようになります。

・ストレスを溜めない

ストレスは強迫性障害の原因といわれており、ストレスを溜めない生活や、自分なりのストレス発散方法をみつけることが大切です。

・環境の変化に気をつける

強迫性障害は環境の変化が発症のきっかけになることがあるので、そういう時には無理をせず、体調管理やストレスに気を付けて生活します。

・運動の習慣をつける

この病気には、脳内の伝達物質であるセロトニンの働きや、脳内の血流や神経回路の異常が関連しているのではないかと言われています。

運動することでセロトニンの分泌を促すことができ、脳内の血流も良くなります。

強迫性障害と遺伝との関係、気を付けることまとめ

強迫性障害は遺伝する?

・特定の遺伝子は見つかっていないが、親族内での発症率は一般より高いため、遺伝も関係していると考えられている。

・強迫性障害の患者の家族は、強迫性障害だけでなく不安障害やチック障害を発症する確率が高い。

・特に18歳未満の発症では上記の傾向が高く、強迫性障害とチック障害との間には遺伝的な相互関係があると思われる。

遺伝以外の原因と予防策は?

・ストレスを溜めないように、発散方法を身に着ける。

・環境の変化が発症のきっかけになることがあるので気をつける。

・セロトニンの分泌や脳内の血流を良くするので、運動を習慣にする。

遺伝は自分の努力ではどうにもならないものですが、強迫性障害は投薬や行動療法などで治療ができる病気です。

万が一発症しても、治す手立てはあるのだと考え、気持ちに余裕を持つことも大切です。

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