日々の生活の中で起こる様々な出来事からくるストレスは、生きていく上で必ず向き合っていかなくてはならないものです。
しかし、外レスと付き合っていくと言ってもいったいどうすればいいのかと誰もが悩みながら過ごしているはずです。
その原因はそのストレスが物理的なものなのか精神的なものなのかによっても異なり、対処法もどれが正しいのかという明白なものがないということからくるのです。
そんな近年ではストレスをなくすことは出来なくても、ストレスと“付き合う”というストレスマネジメントという考え方が出来ました。
同時にどういう風にストレスと付き合うのか?
精神的な苦痛という見えないものとの向かい合い方ではコーピングという理論が注目されています。
ストレスマネジメントとコーピングについて、説明していきましょう。
ストレスマネジメントについて
日々を過ごす中で必ずついて回り心身ともに影響を与えるのがストレスです。
しかし、これは精神的なものはもちろん、対応などを必要とする状況なども含めて「ストレス状況」と呼ばれています。
ほんのわずかなストレスであれば対応してどうにかしていくことも出来るでしょう。
ですが中には対応できないほどのストレスにさらされ心身ともに疲弊していくという事態にもなりえます。
この状態は無理に対応してストレスを解消しようとすることから生じているのです。
ならば、無理に対応せず“付き合う”という形にすることをストレスマネジメントと呼びます。
ちなみにストレスのもとは、不眠や食生活の問題などの不健康からくる体に生じている場合と、無気力やイライラなどからくる精神的なものからくるものがあります。
これらのさまざまなストレス状況や原因との付き合いをしていくことで、日々のストレスからくる不調に対応していくのです。
ストレスとコーピングについて
まずコーピングと聞いて何のことかという方も多いかもしれません。
意味合いとしては「対処法・適切に対処する」というもので、ストレスの度合いや状況に応じて対処が正しくなされることによって、よりストレスマネジメントが出来るという考えの1つです。
コーピングは精神的な歪みの解消を主としている考えとなっており、その元への対処そのものと言えるでしょう。
具体的な方法は主に4つ存在するとされており「物理的な物・評価に対する物・反応に対する物・社会的な物」があります。
コーピングとストレスマネジメントについて
日々のストレスが多種多様である為、対応する場合もそれらすべてに対応することが最も望ましいとされますが、実際はそう上手くはいかないことは誰もが感じていることです。
しかし、ストレスマネジメントをよりいっそうまくする方法として注目されているコーピングの考えであるなら「ストレスパターン」をより明確にすることによって、「相関する認知のゆがみ」「主なストレッサー」「背景となる価値観」を導き出して、的確な対処を行うことが可能になります。
コーピングの場合これらから行う方法は「セルフトーク法」というものがあります。
これは1つの出来事に対して、「別の見方を冷静に見る」ために、他の可能性についても考えて、イライラすることではないのだ。
ストレスに感じたりしなくていいことなのだと考えていくものです。
これらはストレスへの対応は未だ研究中のものもありますが、こういった方法を用いることによって、日々のストレスと向き合っていくというのも重要であり、大変有効なのです。